Visual Components 4.6.0 新機能紹介

Visual Components 4.6.0が2022年11月23日にリリースされました。今回のリリースでは以下の新機能が追加されています。

ABBロボットとの接続

コネクティビティアドオンによってABBロボットコントローラとの通信をサポートします。
これには、ABB IRC 5とOmniCoreコントローラが含まれます。Visual Componentsを物理的なコントローラ、またはABB RobotStudioで動作する仮想コントローラなどに接続することができ、シミュレーション中に軸の値やデジタル入出力を交換することができます。

参考: VC社アカデミーページ

プロセスモデリングの改善

VC4.5にて追加された製品フローを制御する機能について、この機能を使用すると製品フローのデッドロックが発生しやすいことがフィードバックで明らかになりました。今回のバージョンではこのデッドロックの状況を緩和する為に、プロセスステップへの侵入制限の追加やオプションプロセスの改善が行われています。

参考: VC社アカデミーページ

FBXエクスポート

FBX形式でのレイアウト、コンポーネントのエクスポートに対応しました。一般的に使用されるファイル形式に対応することで、データの共有が簡単になります。なお、現在アニメーションのエクスポートには対応していません。

ステートメントの有効化と無効化

ロボットステートメント及びプロセスステートメントにIsEnableプロパティが追加されました。これにより、ステートメントの実行を回避する為の回避策が不要になります。

その他、要望があった機能の追加や改善、不具合の修正が行われています。詳細はVisualComponents社公式HPを参照してください。


Visual Components ダウンロードページ:https://www.visualcomponents.com/downloads/

※Visual Components 4.5以前をご使用中の方はライセンスの更新が必要となりますのでご注意ください。